これまで山岸建築はリフォーム工事を主体でやってきましたが、三代目の私・山岸昭二が親方になるということで、新たに新築事業部「フィールホーム」を立ち上げることとなりました。
今はハウスメーカーの全盛期です。世の中のほとんどの人が、営業熱心で、理想のマイホームを夢見させてくれるような大手ハウスメーカーに新築工事を頼んでいるのが現状です。その中には坪60万円や坪70万円するような高級住宅があったり、一方では「ローコスト住宅!」とうたった激安大セールの家もあります。
一見、様々な選択肢があり、誰でも予算に応じた理想の家を手に入れられるような理想的な環境が整っているように見えるかもしれません。
しかし、よくよく話を聞いてみると、「なぜそんなに高い金額になるのだろう?」「その工事内容だと、素人目には分からなくても、長く住めば補強が必要になってくるのでは?」と首をかしげたくなるような内容や金額が非常に多く感じられます。
確かにそのやり方なら、家を建てる人は安く家を建てられ、家を作る側は数年後に補強工事やリフォームでさらに利益を得られるため、双方にとって“都合の良い”関係なのかもしれません。
ですが、私の考えは違います。
私は、「家が完成した時が一番幸せ」な家づくりではなく、家が建ち、「その家に住み慣れて、初めてわかる」良い家づくりをしたいと強く思っています。
お客様の夢や理想に基づいて家を組み立てるだけでなく、本当にお客様にとって良い家を創るために、プロの目から、時には厳しく、時には鋭く指摘しながら、温かく、長いお付き合いをしていけたらと考えております。